2018.6.22 Ibaya Baseball Magazine(beta ver.)始動!

一回裏「真の野球馬鹿を目指して」

一回裏「真の野球馬鹿を目指して」

今回は、保科が野球に関わる日々の活動を、なるべく丁寧にお伝え出来たらなと思います。私の場合、生活と野球の密着度が高いため、どこをどう切り離して記事にしようかと悩んでおりました。が、いつまでもグズグズ考えていても仕方がないので、下手は下手なりに「これは良かった!」と熱量のあるものだけを抽出していきます。

はじめに、このウェブマガジンの編集長でもある竹谷純平さんは、野球部の副キャプテンでもあります。私たちはお互いに全国各地のボールパークに足を運びつつ、取材をしたり、実際にプレイヤーとして打ったり走ったりして汗を流しています。
そんな竹谷さんは生粋のG党。幼い頃から読売巨人軍・ジャイアンツの大ファンです(ちなみに、保科は特定の球団を応援しておらず、野球界の健全な発展を祈って全球団にエールを送っています)。
よって、竹谷さんとプロ野球を観戦するとなると、基本的にジャイアンツの本拠地である東京ドームに集合することになります。


(左から、イチローモデルのグローブを持つ竹谷さん、松井秀喜の限定タオルを自慢げに掲げる保科、長野選手をこよなく愛する新入部員のナホさん)

今年度からナホさんという、これまた生粋のジャイアンツファンの方がメンバーに加わったので、保科もオレンジのユニフォームを着用することが多くなりました。「結局あなたも巨人ファンなのね…」と言われても仕方のない状況です。しかしこれも野球界のため、詳しくは編集長が今後書き進めていくであろう記事を参考にしてもらいたいのですが、今日の日本球界の発展はジャイアンツの歴史なくしては語れないのです。つまり、東京を本拠地とするジャイアンツが盛り上げるというのは、球界全体にとって必要なことなのです…

はい、大人の事情的な空気が流れたため、本題に戻ります。

まず、東京ドーム内に入る前に、竹谷さんと『野球殿堂博物館』なる場所を訪れました。


(まずもって、この入り口の彫刻の躍動感が素晴らしい)

こちらの施設、実は東京ドーム内に併設されているのです。プロ野球を観ていると、よく「殿堂入り」なんて言葉を耳にしますが、要は、たくさん長く活躍したり、野球界の発展のために尽力された方を讃えるための施設です。


(上野にある「正岡子規記念球場」で試合をするのが、野球部の当面の目標)

俳句で有名な正岡子規は、アメリカから伝わってきたベースボールに、日本式で“野球”という名前をつけました。ここでは紹介できない数多の偉人たちの功績が、全てこの博物館にあるのです。「そもそも野球って何なの?」と知りたくなった方は、ここに来ればその歴史が分かるでしょう。そしてこの日はなんと、館内で夏の高校野球の企画展を開催していました。


(この100回記念ポスターが欲しいのですが、どこでゲットできるのでしょうか)

大変くどいようですが、今年で夏の甲子園大会が100回目となります。この節目すぎる年に、“ミレニアム世代”と呼ばれる球児たちが、最後の一校を決めるまで闘います(ちなみに、保科はあの甲子園決勝再試合が行われた第88回大会の“プラチナ世代”と呼ばれ、現在も数多くのプロ野球選手が活躍しまくっています)。


(写真をよく見ると、第4回(大正7年)は「米騒動のため中止」となっている…)

私は数あるジャンルの中でも特に高校野球を愛しており、常人の100倍は詳しいと思います(ちなみに、全国47都道府県の名前は高校野球で全部覚えました)。今年は記念大会ということもあり、通常甲子園では49校で争うのですが(東京と北海道だけ2校枠がある)、なんと今年は56校まで枠が増えて、地域によってはチャンスが大幅にアップします(予選から出場校の多い激戦区の7県、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫、福岡の県から2校ずつ本戦に出場します)。とにかくこの100回大会のタイミングで生きていられること事体が奇跡だといえるでしょう。私もこの夏は必ず甲子園に行きますので、ジョイン出来る方は是非!


(普段は何一つ御守りを持たない保科も「これだけは欲しい」と唸った“野球守”定価800円)

高校野球の歴史研究に集中しすぎた竹谷さんと保科は、ドームでの試合前に疲弊してしまいました。そこで、ドームからちょっとだけ離れたところにある飲食店で休憩することにしました。竹谷さんが「良いところを知ってますから」と、ドーム通の得意顔で言うのでついて行くと、そこは異国情緒溢れるカフェでした。


(修学旅行で立ち寄ったかのように思わずガッツポーズを作ろうとする保科)

実は、野球のふるさとはアメリカです。そこには『メジャーリーグ』という、世界最高峰の舞台があります(こう書くと張本さんから喝が入りそうですが)。我々いばや野球部としても、なんとかイチロー選手が現役でアメリカにいるうちに、皆で海を越えて観戦したいと思います。ああ、夢を夢で終わらせたくない…そこまで辿り着くには、まずメンバーが増えて、試合が出来て、なんらかの奇跡を起こさなければなりません。そのため、こうした地道な取材、地道な広報、地道な練習が大切なのだと思います。

イチロー選手がメジャーリーグで、年間最多安打の世界記録262本のヒットを打った時に、このような金言を残しました。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。

(人類の歴史上、イチローさんという人間がいたことに感謝)

いやもう本当にありがとうございますと言いたいです。我々に残された道はただ一つ。やるしかないのです。ということで、前途を祝してクラフトビール片手に乾杯した竹谷さんと保科は、ほのかに顔を赤らめながらなほさんと合流し、意気揚々と東京ドームの25番ゲートを潜りました(ちなみに保科の誕生日祝いとして、なほさんに二夜連続チケットをプレゼントして頂きました! なほさん本当にありがとうございます!!)。

いざ出陣。

(はるばる新潟から通っている編集長の視線の先には、レフトを守る背番号9の亀井選手)

「竹谷さんがドームで直接応援すると負けない」という不敗神話がありました。この日勝てば、引き分けを挟んで15連勝、らしく、その表情からも余裕がうかがえました。試合中はジャイアンツの攻撃では席を立っての応援、座っている時もあれこれ野球談義に花を咲かせていました。すると、なほさん大ファンの長野選手が打った打球が、こちらの外野レフトスタンド席に向かってぐんぐんと伸びてきます。
「き、キター!!」
スタンドにいる観客がホームランボールをキャッチしようと身構えます。
そこでなんと、見事にレフトスタンドに飛び込んだ打球が、我々の席に向かって跳ね返ってきました。

(「長野久義6号2ランホームラン 2018年7月4日巨人vsDeNA」YouTubeより検索)

(「竹谷さーん!」と保科が叫ぶも、不意を突かれ過ぎた竹谷さんの反応は大幅に遅れる)

奇跡が起きた。

なんと、竹谷さんの右…隣に座っていたジャイアンツおじさんが、長野選手のホームランボールをゲットしたのだ。これには保科も笑いを堪えられず、
「あの、そのボール、触らせてもらえませんか…⁉︎」
と、おじさんに聞いてみた。ジャイアンツファンに寛容な彼は、まるで宝くじにでも当たったかのように、
「君たちもたくさん応援にくれば必ずゲット出来るからね」
と紳士的に振る舞い、さらっとホームランボールを貸してくれた。

(予想外の幸運に、まだ現実を受け止めきれていないG党の竹谷さん)

「す、素晴らしいネタが出来ましたね!」と、隣にいた保科は笑いが止まりませんでした。野球の神様は、我々のために笑いの奇跡を起こしてくれたのです。しかし、ここで竹谷さんが運を使い果たしてしましい、巨人は試合に負けてしまいました。なんと次の日も敗戦。
「この結果を厳粛に受け止めて、次の機会に備えたいと思います…」

こうして竹谷さんの不敗神話にピリオドが打たれたのでした。

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