2018.6.22 Ibaya Baseball Magazine(beta ver.)始動!

保科 亮太

  • 2018.10.17

三回表「眩しい朝の儀式」

私は朝が好きだ。暗闇の世界が太陽の光を受けて、遠くの山から流れの穏やかな小さい川へと、少しずつ少しずつ明るみを帯びていく。ぽた、ぽた、と朝露が垂れて、緑たちが新鮮な空気を放つために光合成をはじめる。一日の始まりにこの美味しい空気をしっかり吸えると、身心共に軽快なスタートが切れる。親の目を盗んで兄とテレビゲームをするため以外に早起きなんてしなかった私が、何故こんなにも朝を好きになったのだろう。目には […]

  • 2018.09.01

二回裏「世界で一番爽やかに」

8月5日。兵庫県は西宮市。天気は快晴。 阪神甲子園球場の外野席の奥の奥。どデカイアサヒビールの看板の下。小学生の椅子よりも面積が少ないのではないかという固い座席に腰を下ろし、うだるような暑さの中、一人固唾を飲んでいた。遠くから聞こえていた救急車の音がだんだん近づいてくる。皆んな声には出さないが、またか、と思ったような表情だった。早朝から長蛇の列を作って開場したこの球場には、おそらく40000人以上 […]

  • 2018.08.09

二回表「夏の風物詩へ」

(この文章は、ある人から送られてきた手紙という形式で書かれています。)  この夏も負けて終わりました。 甲子園に出場した地元の高校が、目の前でサヨナラ負けをしたのです。試合終了後に、御父兄さんたちのいるスタンドに挨拶をした彼らが泣いてうずくまる姿を見て、思わず私の両の肩がざわっとしました。それまで三塁側を強く照らしていた西陽が、だんだんとその眩しさを失って、選手たちの影も薄くなっていきました。その […]

  • 2018.07.14

一回裏「真の野球馬鹿を目指して」

今回は、保科が野球に関わる日々の活動を、なるべく丁寧にお伝え出来たらなと思います。私の場合、生活と野球の密着度が高いため、どこをどう切り離して記事にしようかと悩んでおりました。が、いつまでもグズグズ考えていても仕方がないので、下手は下手なりに「これは良かった!」と熱量のあるものだけを抽出していきます。 はじめに、このウェブマガジンの編集長でもある竹谷純平さんは、野球部の副キャプテンでもあります。私 […]

一回表「Baseball is beautiful.」

「お前はオレとキャッチボールをするぞ」 ようやく小学生になり、兄の背中を追いかけて潜り込んだ町内の少年野球チーム。そこではじめてキャッチボールの相手になってくれたのは、監督のSさんだった。私にとってS監督は、監督というよりも、町内の行事があるごとに泥酔している中年のおじさんという印象の方が強かった。 私の生まれ育った町内はとにかく行事が盛んで、春の花見をはじめとして、夏は祭りに秋は運動会、冬はサイ […]

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