編集長ご挨拶
ご挨拶:わかちあいたい。野球の素晴らしさ
はじめまして。
Ibaya Baseball Magazine(I.B.M)編集長の竹谷純平と申します。
この度、共同発起人の保科亮太さんとともに「Ibaya Baseball Magazine」という、野球をテーマとしたウェブマガジンを創刊させていただくことになりました。
読んでくださる皆様へのご挨拶を兼ねて、少しだけ、創刊にいたる経緯をお話したいと思います。
そもそもの始まりは、数年前に保科亮太さんと始めた「野球ツイキャス」の放送がきっかけです。
ツイキャスというのは、Web上で聴くことのできるラジオのようなものです。私たちの番組は、そのうちの1チャンネルとして不定期で放送させていただいており、リスナーの皆様と一期一会の刹那的な共有を楽しませていただきました。
この番組、単なる野球放談で終わることもしばしばだったのですが、ところどころ「オッ」と思う場面があり、「ストックしておく場が欲しいよね」「ほかの人と共有したい!」などと話をしていました。
保科さんも私も、各々経験値は違えど、野球人の端くれです。
この「オッと思う話」「ストックしておきたい話」こそが、我々の野球人…野球を愛するひとりの人間を育んできた、エッセンスのようなものなのではないか。
そういう思いが、次第に大きくなってきました。
いや、もっというと、野球は、我々ひとりの人間の人生そのものに、無視できないほどの大きな影響をもたらしているのではないか。
これは、我々だけに世界に留めておくのは、あまりにも勿体無いのではないか。
ーーー
私個人の話もさせていただきます。
私は、フリーライターを生業として活動をさせていただいています。
簡単にご説明すると、取材を行い、webや雑誌の記事にまとめるというお仕事です。
その中で、縁あって多くの野球人の皆様からお話をいただく機会が増えてきました。
現役のプロ野球選手、甲子園に出場された元・高校球児の方から、シニアになっても野球を続けているという方まで、実に様々な方達からお話をいただいてきました。
野球人にインタビューをしていて、異口同音に語ってくださったのが
「野球に恩返しがしたい」ということでした。
なんて素敵な言葉なのだろう、と思いました。
そして、何故だか、今初めてお会いしたのに、一緒にプレイをしたことがないのに、心の奥底でがっちり握手をしているような感覚を覚えました。同じ「野球をする人間」というだけで。
世の中には、素晴らしい野球人の皆様がいる。そして、陰ひなたに、野球界のために活動をしていらっしゃる。
情報を発信する世界の片隅のさらに末席にいる人間として、「ぼけっとしていていいのだろうか」という思いが去来する日々を過ごしていました。
我々も、野球界に恩返し…とまではいかないまでも、何かの貢献をしたい。
そう思うようになりました。
それらがいつしか「野球のウェブマガジンをやってみたいな」というところに結実し、「Ibaya Baseball Magazine」という場所に着地しました。
何度もこの挨拶文を書いては消しました。簡潔に、うまく表現できないのです。
でも、それは決してマイナスなことではなくて、それこそが、ウェブマガジンという場で表現をする意味なのではないかと思います。
今後、当ウェブマガジンでお送りする記事のひとつひとつに込めてお送りしたい。
このような想いで、突然ですが、創刊をさせていただきました。
編集部一同、毎日、打席に立つ思いで運営をしていきたいと思っています。
でも、あくまでも力を抜いて、良いバッティングが出来るように。
どうぞ宜しくお願いいたします。
Ibaya Baseball Magazine 編集長 竹谷純平